漫画アプリ・ピッコマにて、毎週木曜日に配信されている「悪女の定義」第8話のネタバレと感想です。
前回の第7話では、ついにアイリーンに謝ることができたシャティですが、アイリーンは貴族式会話法で、暗に皇太子がシャティを許すはずないと言ってきます。
普段は温厚な仮面を被っているのだと知ったシャティは、その場では鈍いフリをして、やり過ごします。部屋を出てばあやと歩いていると、目の前にはプラチェット伯爵夫人が。アイリーンの侍女としてここに来たと言う夫人に、2人は驚くのでした。
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悪女の定義8話のネタバレ
異例の配置
侍女は女中と違い、一種の秘書職。同じ貴族を従わせることになるため、代々高貴な家柄だけが、侍女をつけることができると言う。
アイリーンの侍女としてやってきたプラチェット伯爵夫人に、問題はないのかと疑問を抱くシャティ。
すると、部屋に戻ったばあやは豹変し、怖い顔で大問題だと告げます。
アイリーンの家柄はそこまで高貴ではなく、ステナ伯爵の夫人でさえも侍女を付けていないというばあや。
シャティはレジーナだからってことかと尋ねますが、ステナ家とプラチェット家は勢力の差もあり、自分より上の家柄の侍従を付けるのは異例だと言います。
侍女の任命には、まず家門からリストを上げ、皇太子殿下の承認を得る必要があるという。
直接リストを上げる必要があり、ステナ伯爵にはそんなことできないはずと考えたシャティ。もっと上からの指示があったはずと推察し、皇太子の仕業ではないかと考えます。
そしてばあやは、問題はそれだけじゃないと言う。ステナ令嬢には侍女がついたのに、シャティにはまだ侍女が一人もついていなかったのでした。
皇太子の思惑
入宮後1週間が過ぎるも、シャティの侍女は現れなかった。
宮廷の制度上、レジーナの行動は制限されており、シャティは部屋で時間を過ごしていました。
そんな中、侍女任命の問題について考えていると、ばあやと話した時は思いつかなかった別の一面が見えてきたといいます。
レジーナの侍女になるということは、侍女の家門がレジーナを支持するという意味でもありました。
ステナ(アイリーン側)は勢力的な意味ではカイロン(シャティ側)の敵にはなり得ませんが、プラチェットのような家門がステナを支持したら。また他の力のある家門がステナ側についたとしたら…。
皇太子は、無理やりにでもステナに力を与えて、カイロンの息の根を止めようとしているのではとシャティは推察します。
お披露目パーティでも感じていたが、状況はすでにシャティ側にとって良くない方向に傾いています。
それはシャティだけでなく、シャティの大事な新しい家族の運命もかかっていることに気づいたシャティは、黙って大人しくしてなんていられないと、動き出すのでした。
シャティの計画
ある日、シャティは1人で宮園を歩きます。それを目にした使用人たちは驚き、何やらヒソヒソと話しています。
1人の兵士が、公女様のような身分の方が、どうして1人でこんなところを歩いているのかと尋ねてきました。
シャティは、私に仕えてくれる侍女がまだおらず、皇太子もこのことは知っているはずなのにと、愚痴を漏らします。
男は、それなら公女様のお供をさせてくださいと名乗りでますが、図書館に行くので時間がかかるといい、断ります。
侍女問題をわざと皆に知らしめて、シャティの行動が皇太子の耳に入るようにして宮を出るシャティ。
図書館に来たのはただの口実で、本当の目的は宮の外に出て、「偶然」父に会うことでした。
父は、何か用があったのだろうと尋ねます。シャティは、プラチェット夫人がステナ令嬢の侍女としてやってきたことを伝えると、こちらでも騒ぎになっているという父。
そして、自分の侍女はどうなっているのかと尋ねます。父は、入宮に間に合うよう前もってリストを上げたが、殿下が拒否し、それ以降も国政を理由に返事を遅らせては承認してくれなかったと言います。
シャティは、今日自分が1人で外出した姿をたくさんの人が目撃した以上、これ以上は遅らせることはできないはずだと言います。
父はなるほどと言い、賢い方法だと言ってシャティを褒めると、ギュッと抱きしめます。こんな争いの中で生きることになるなんてと、憐れむ父。
父は、もう一度リストを上げ直すと言いますが、シャティは皇太子自ら動くように何もせず待っていてほしいと伝えます。
父は、それでは皇太子の好きなように決められてしまうと言います。が、シャティはそれを承知のうえで、きっと密偵を送り込んでくるだろうから、腕のいいのを送るように伝えてほしいと言うと、父も納得した表情を見せました。
そしてシャティは、皇太子がカイロン家の家門を冷遇するのは、何かあるのかと尋ねます。父は少し悩みますが、ここで話すようなことではないと誤魔化しました。
そして、シャティは宮に戻るというと、父は優しく抱きしめ、こう告げます。
「まだ皇太子殿下の事が好きなのかい？」
悪女の定義8話の感想
カイロンが言うのをしぶった、冷遇の理由が気になりますね。シャティの悪行以外の理由だとすれば、これはシャティがどれだけいい子になってもこの扱いは避けられないかもしれません。
