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小西明日翔先生の『来世は他人がいい』9話のネタバレと感想です。
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来世は他人がいい【第9話】のネタバレ
「初めまして鳥葦翔馬さん、深山霧島です」
「・・・ああ、お前が」
2人の会話はそこから始まった。
明らかに煽ってくる霧島に翔馬は確認する。
「・・・お前、誰の指図で動いてるんや」
そこまで吉乃に執着する意味がわからない翔馬は、深山総長か誰かが霧島のことを動かしているのではないかと疑っていた。
吉乃が東京に来たのはそんな理由ではないといいつつも、霧島は断言する。
「ただ染井組長が俺と吉乃を結婚させようだなんて微塵も思ってないことだけは確かでしょうね」
染井組長の個人的な理由で自分は利用されていると考えている霧島だったが、それも承知の上で彼女が上京することを引き受けた。
理由は惚れているから。
三角関係
「遅い」
そのころ部屋では待ちあぐねた吉乃がエレベーターでホテルの1階まで降りていた。
そこで翔馬と霧島が話しているところに鉢合わせる。
なぜ彼(霧島)がここにいるのかすぐに理解した吉乃。
理由は吉乃のスマホを完全にコピーしたクローンの子機を作って、そこから手元にある親機の位置情報を勝手に抜いていたことがあったから。
理由を知った翔馬は吉乃の腕を掴んでこう伝える。
「やっぱり俺と一緒に大阪帰ったほうがいい」
ストーカー行為に怒りを感じた翔馬だったが、それに対し真っ向から否定する霧島。
「吉乃はそれでも大阪に帰ってないそれが答えでしょう、外野の貴方が口出しすることでもない」
それに反応しようとした翔馬、ただそれより先に吉乃がキレた。
「口のききかたには気をつけや、仮にも翔馬はわたしの家族やで、お前のほうがよっぽど外野じゃボケ」
一瞬真顔になる霧島だったが、すぐに笑いながら納得した。
霧島の葛藤
翌朝、吉乃は新幹線で帰る翔馬を見送りに来た。
そこで翔馬は、霧島に負けっぱなしのままでは大阪に帰れないという吉乃がよくわからないと伝える。
「吉乃さん、自分のルールとかプライドとか捨てなアカンくらいやったら命捨てても構わんと思ってるでしょ」
吉乃はその質問に答えた。
「それ捨てたら死んだも同然やろ」
その言葉を聞いて翔馬は吉乃のために命を張ることを決意する。
そしてそのやりとりを別のホームから眺めることしかできない霧島だった。
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来世は他人がいい【第9話】の感想
葛藤に嫉妬、そして信念、今回はそんな感情がいろいろなものが混ざり合った話でした。
2人(吉乃と翔馬)の関係性を目の当たりにして霧島はどう感じたのか?そしてその思いはどんな行動になって現れてくるのか?今後の彼の行動が楽しみです。